おいらの命日

今日はおいらの命日。
ギンがこっちに来て、半年経つのかな。



メイド達の生活はかなり静かになったらしい。
まぁ、それでもそれなりに過ごしているみただけれど。

どんなお別れでも、ほとんどの場合、そっちにいる人達にはある程度の後悔もあるんだろうな。
まして、ギンみたいに急にこっちに来ちゃうとさ。
言葉が通じる人間同士でも、ああしてたらとか、
本当はこうして欲しかったんじゃ・・・・とかきっとあると思う。
まして、異種の僕たちと人間達とじゃ言葉が通じない分、余計思うよね、きっと。
僕たちにしたかったこと、人間に、僕たちの仲間にして欲しい。
そうすることで、何か見つかるかもしれないし。

そして、いま、犬生最後の時を頑張って過ごしている仲間と暮らしている人は、
辛いだろうけれど、目をそらさずにしっかり寄り添ってほしいな。
だって、歩けなくなっても、ご飯食べられなくなっても、
僕たち自分たちのこと可哀想なんて思ってないよ、
そりゃ、思うように身体も動かないしで、しんどいと思うことはあるけれど。
ただ、僕らは精一杯自分たちの犬生を最後まで生きるだけだから。
だから最後まで見届けて欲しい。
たとえ寄り添っても、後悔はするかもしれないけれど、
最後まで向き合うことで、きっと心の中に暖かい何かが残るから、
想い出とか、宝物になる物が。

僕たちは、こっちで（できるだけ、、、）仲良くやってくよ。
メイド達は自分たちの人生精一杯生きてくるんだよ。

じゃ、また、誕生日の頃にネ！

小鉄